歯周病治療のご紹介
歯周病とは、歯ぐきが炎症を起こしたり、
歯を支える骨などが溶けてしまう病気で、
かつては歯槽膿漏と呼ばれていました。
放っておくと…
歯ぐきから膿が出たり、痛んだり歯がグラグラになり、
最後には歯が自然に抜けてなくなってしまいます。
現在、３０歳以上の成人の８０％が歯周病にかかっており、
歯の喪失原因の第一位になっています。
□ 腫れている
□ 歯肉に触れたり磨いたりすると出血する
□ 口臭があると人に言われた
□ 朝起きると口の中がネバネバする
□ 歯肉が下がって歯の根っこが見える
□ 歯と歯ぐきの間が開いてきたように感じる
□ 虫歯でもないのに歯がしみる
□ 歯が動くような感じがする
歯周病は死に至る病？？
『歯磨きを怠けて歯周病になるのはわかるけど、
まさか死にはしないでしょう？』
と思われるでしょうが、実は歯周病が心臓病や動脈
硬化、肺炎などの全身の病気の発症や糖尿病の
コントロールへの悪影響、そして
早産や
低体重児出産（きちんと生まれても体重が軽い子ども）の
原因とわかってきたのです。これは、歯周病の原因菌が
気道や血管を介して肺や全身に
運ばれるためとも
考えられています。
歯周病治療の流れ
＜１＞検 査
●歯周ポケットの測定 ●レントゲン診断
●問診（局所的、全体的なご病気）
＜２＞初期治療
●検査の結果をもとに、まずは歯ぐきの
上の部分の歯石除去を行います。
●同時に歯磨き指導を十分行います。
＜３＞再 検 査
●初期治療の成果を検査します。
＜４＞ルートプレーニング
●検査の結果をもとに、まだ炎症が
強い部分に歯肉の表面に麻酔をして
掻き取ります。
＜５＞再 評 価
●ルートプレーニング終了後に炎症が
どの程度改善されているか再び検査を行います。
＜６＞再評価後
●炎症が落ち着いて症状の改善が
見られる部位はメンテナンスへ。
●炎症がまだ残っていて症状の改善が
認められない部位は歯周外科手術、
歯周組織再生療法を行います。
回復した健康をいつまでも保とう！
処置した後１２〜１６週間でもとの細菌数に戻る傾向があります。
そこで細菌が悪影響を起こしだす前にプロのメンテナンスを行って
予防することが大切です。
あなたのお口の中の健康をいつまでも保つ為の一生のお付き合いです。
どうぞよろしくお願いします。
大切なのは予防、診断、そして適切な治療です。